人気ブログランキング | 話題のタグを見る

zoili for Dogs

zoilidog.exblog.jp
ブログトップ
2006年 04月 02日

引っ張り癖


テルマは玄関を開けた瞬間から凄い勢いで引く犬でした。
まだパピーでしたが体重は立派なので力も強く、出だしの興奮が収まるまで
あまりにも引くのでハーネスを使っていましたが、トレーナの方に
「ハーネスは引っ張る為の道具ですよ」と言われて首輪に買い換え
自宅の前の道路で延々と行ったり来たり・・・犬が引いたら進まないお散歩と
リーダーウォークの訓練を長々と入れて、やっと・・・今に至ります。

全ての生き物は、ゆっくりと引く力に対して反対の力を入れる
             ↑
引っ張る犬のリードをグ~っと引いても犬は反対の方向に引き返す

と教わりました。引っ張る犬へ引いてはいけない事を伝えるには
一瞬の強い力で伝えます。(一度リードを弛ませ、一瞬強く引く)

「全ての生き物に共通する」という意見を否定する訳ではありませんが
必ずしも それが当てはまらない場合(犬)もいるんだな・・・とボラ先で
まんまと犬に引きずられて残ったスリ傷跡が教訓になっています。
でもそれは・・・
パニックに陥り入りやすい犬が大パニックになっていたり
リードから伝わるショックを与える人間(私)にキレた賢い犬に引かれる等・・・ 
極特殊な場合な場合のみの事で他のワンコ、特に利口なコは短期間に
学習して引かなくなるコも居た程効果のあるものでした。

リードを緩めて一瞬の力で強く引くと犬の首と頭はガクンと向きを変えます。
その一瞬の強い力を使うと同時に人がクルッと回転し、反対方向に向くと
犬の前体は宙に浮きます。

どちらも見た目は人から「犬が可哀想!!」と言われかねない訓練です。
以前、盲導犬訓練所で見たリーダーウォークの訓練では完全に犬の体が
空を浮く様な強い一瞬の力で教えていました。
犬達がその訓練を「意地悪されている」と受け取っていたら将来、人間の為に
真剣に働く犬になる訳がありません。

あんっ・・・・・なに犬橇犬の様だったテルマは現在、友人や祖母、叔母・叔父に
安心してリードを預ける事が出来るようになりました。
(伸縮リードとリードを使い分けています)

「リードを弛ませて一瞬の強い力で引く。」知っていてる人は多いかもしれませんが
実践するのに抵抗がある人も多いと思います。

ワンコはそれを「体罰だ!」なんて思いません。
「???」とワンコが見上げる度に、タップリ褒められて、上手に歩けている度に
褒められていれば、もっともっと楽しいお散歩になる筈です♪

店頭には可愛いレザーのオーダーハーネスがありますが極力、カラー(首輪)を
勧めているのは、そのような躾の理由からです。

凄~く引いてしまうワンコにはレザー・ハーフチョーク(¥3300~)がお勧めです。
ジャークする音とショックで犬に教えるので学習が早いと思います。

という訳で当分、ジェントルリードの入荷は予定していません(深謝)

by i-zoili | 2006-04-02 14:54 | ワンコの躾


<< いいこでね      ディスプレイ粉砕 >>